省エネ住宅と次世代省エネルギー基準、断熱性、機密性などについて紹介しています。地球温暖化防止のため、今、注目されている省エネ住宅の断熱材や窓ガラス、機密性を高めるための方法、施工建設会社情報などについて紹介しています。
省エネ住宅とは、消費エネルギーを抑えるために、様々な工夫をこらした住宅のことです。地球温暖化防止のため、今、注目されている省エネ住宅の断熱性、機密性を高めるための方法などについて紹介しています。
一般家庭のエアコンの電力消費は、電気消費量全体の4割も占めます。そんなエアコンは、是非、省エネラベルを確認して購入しましょう。また、機能面では、自動的にフィルターの掃除をする機種がおすすめです。一般的なエアコンのフィルターはこまめに掃除をしないとホコリがたまり、冷房効果を下げてしまいますが、フィルターの掃除をしなくてもいい自動フィルター掃除機能つきのエアコンは、冷房効果を維持することができ、省エネだといえます。
1990年代に入り地球温暖化のもたらす問題が指摘され始め、世界各国で防止対策が講じられるようになりました。日本も例外ではなく、地球温暖化の防止対策の一つとして、各家庭における消費エネルギーを削減する取り組みが始まりました。1軒ずつで消費するエネルギーはわずかでも、日本中の家庭を考えると膨大な消費量になります。家庭で消費されるエネルギーの約70%は冷暖房、給湯設備だと言われています。そこでそれまでの省エネルギー基準が見直され、新たに定められたものが現在の「次世代省エネルギー基準」です。「次世代省エネルギー基準」は、機密性と断熱性を高めることを重視しています。そしてこの基準を満たすため、快適な室内環境を保ちながら、さまざまな工夫で消費エネルギーを少なくするよう配慮された住宅が省エネ住宅です。
省エネ住宅は、断熱性とともに気密性が重視されています。住宅ではどんなに閉め切っていてもドアや窓、壁や天井、床などの部材間には隙間が生じています。そして、いくら断熱対策をしていても、少しの隙間から熱気や寒気が入り込み、冬には隙間からの冷気が暖房効果を下げ、夏には、隙間から冷房の冷気が外へ流出してしまい、冷房効果を下げてしまいます。つまり気密性の高い住宅は、冷暖房の効率がよく省エネだといえます。気密性を高めるには断熱、気密性の高い高気密サッシを用いたり、断熱材とともに気密シートを張る方法が効果的です。 近年では気密性が高まることによって、室内空気の問題も生じていますので、気密性の高い省エネ住宅では、住宅を設計する段階でしっかり換気計画をたてることが大切です。
省エネ住宅では、断熱性を高めるために壁や屋根、床などは断熱材によって充填されています。断熱材とは伝導による熱の移動を少なく抑えるための建築材料です。熱は止まっている空気を間に挟むことで移動を抑えられます。断熱材も同様、空気を閉じ込める構造によって熱の移動を抑えています。住宅建築で使用される断熱材には、グラスウール、ロックウール、ポリスチレン、フェノールフォーム、セルロースファイバー、インシュレーションボード、他にも麻、絹などの植物繊維や動物繊維でつくられたものなどがあります。省エネ住宅の断熱性能は断熱材だけでなく、施工方法とも深く関わっています。断熱材の性能を最大限に発揮するために、住宅に適した断熱方法、施工者を選ぶことも大切です。
住宅の断熱性は窓ガラスの性質とも大きく関わっています。そこで、省エネ住宅を考える時には、省エネ効果の高い窓ガラスを選ぶことが望まれます。一般的に住宅の窓ガラスとして多く使われるものには、フロート板ガラス、型板ガラス、編み入りガラス、合わせガラス、複層ガラス、真空ガラスなどがあります。その中でも断熱性の高いものは複層ガラスや真空ガラスなどです。真空ガラスは、2枚のガラスの間に真空層をつくったもので、「真空は熱を伝えない」という原理から開発された窓ガラスです。そして複層ガラスは2枚以上のガラスの間に空気やガスを入れてつくられたものです。これらのガラスは、断熱を目的に開発されたもので、住宅の中で高い断熱効果を発揮します。近年では窓ガラスに貼り付けるシートによって、冷暖房効率を上げる商品も開発されました。今後は窓ガラスにおける省エネ対策は選択の幅が増え、いっそう省エネ住宅が増えることが期待されます。