住宅用の火災報知機設置の義務化とその期間、義務化の目的、設置にかかる費用、設置を怠った場合の罰則、火災警報器の仕組み、設置箇所について紹介しています。また、ナショナルやセコムの火災報知機製品の紹介や安売り店情報についても紹介。
消防法の一部改正に伴い、新築住宅においては2006年の6月から、既存の住宅においては2008年6月以降から、それぞれ火災報知機設置が義務化されます。その火災報知機について、仕組みや設置場所、かかる費用などについて説明しています。
火災報知機設置の義務化を利用し、火災報知機を高額で売りつけようと企む悪徳業者が、必ず出てくると予想されています。火災報知機は大体5,000〜8,000円程度で購入できますが、悪徳業者は万単位での金額を提示してくるでしょう。必ず量販店やホームセンターで購入するようにしましょう。また、点検が必要だと偽り、点検料をせしめるというケースも考えられます。火災報知機の点検は義務付けられていません。高齢のご両親、お知り合いがいる人は、注意を呼びかけておきましょう。
火災報知機は、これまでは、ビルなどの大きな建物につけるものでしたが、消防法の一部改正に伴い、2006年の6月から、一般住宅でも火災報知機の設置が義務付けられました。2006年の6月1日から条例として義務付けられているのは新築住宅に関してのみです。よって、2006年6月以降に新築された住宅を購入した人であれば、その家には確実に火災報知機があるという事になりますが、それ以外の家庭にはまだ火災報知機がなくても問題はありません。既存住宅における火災報知機の義務化は、2008年の6月1日から行われます。ただこの日から設置していなければならないということではなく、猶予期間があり、2011年6月までの期間内に設置するようになっています。
火災報知機設置の義務化の目的は、火事を未然に防ぐ事、火事および火事に発展する可能性のある状態をいち早く周囲の人間に知らせ、そして最悪でも人命は救えるよう避難を促す事にあります。そして、火事に対して今までよりも遥かに危機意識を持たせるという意味もあります。家に火災報知機があるという事が頭に入っていたら、アラームがならないよう今までより一層の注意を持って家事や作業に取り組む事になるでしょう。そういった、火事に対する注意の喚起という目的もあります。
火災報知機設置の義務化で気になるのは、その費用ではないかと思います。火災報知機は、その機能や大きさに応じて価格もピンからキリまでありますが、一般家庭に必要な火災報知機の規模は、市場で出回っている中でも最も小さな型の物で十分だと言えます。そういったタイプの火災報知機は、大体、相場では5,000〜8,000円程度ですが、自分で設置できない人は、専門の人を呼んで設置してもらわなければなりませんので、品物代とは別に工事費がかってきます。工事費は、品物と同じくらいかそれ以上かかるようです。
もし火災報知機の設置を怠った場合は、どのような罰が下されるのでしょうか?実は、この義務化に伴う罰則は、ありません。つまり、火災報知機設置の義務化とは、法律で義務化されておきながら、その罰則はなしという極めて特殊な位置付けの法案になっているのです。これは、あくまでも火災報知機は自分のみを守る為のものであって、その設置を怠る事が他者の損失には繋がらないという点と、普及が非常に難しいと予測されている点が理由として挙げられます。しかし、これは、自分と家族の身を守る為の法案なのですから、罰則がないとはいえ義務ですので、設置を怠らないようにしましょう。
住宅用火災警報器は基本的に、感知と警報音の鳴動を一つの商品で行います。よって、複雑な配線は一切必要ありません。コンセントから電気を供給するタイプは配線が必要ですが、家電と同じような扱いで取り付けができますので、特に困る事はないようです。電池タイプであれば無線で取り付けができます。感知方法は主に煙と熱で、煙を感知するタイプは寝室に、熱を感知するタイプは台所に向いています。というのも、台所には煙や水蒸気が日常的に発生する為、煙感知タイプだと火事でもないのに警報がなる誤作動の可能性があるからです。また、警戒音は、単独型と連動型に分かれています。単独型は、煙や熱などを感知した報知機が警報を鳴らすのに対し、連動型は一つの感知器が感知すると、設置してある全ての感知器が警報を鳴らします。後者はそれぞれの感知器を相互に配線する必要がありますが、どこにいても確実に火災の発生がわかるので、部屋数が多い、二階建て以上の家屋に向いています。
火災報知機の設置場所については、住宅火災の現状と設置効果を検討した結果、既に定められています。まずは寝室です。寝室は、寝る前にタバコやストーブを消し忘れ、何らかの理由でその火が家に燃え移るという事態になる可能性があります。それを防ぐ為に、寝室に取り付ける必要があるというわけです。それから、階段の踊り場も定められています。二階、あるいはそれ以上の階に寝室を設けてある家は、就寝中に一階で火事が起こっても気が付くのに時間が掛かります。階段の踊り場に設置しておけば、しっかりアラームも聞こえますし、感知も早いでしょう。この二つの場所に関しては、義務化されているので必ず設置しなければなりません。そして、最も火を使う機会が多いと想定される台所も設置場所の候補に挙げられます。ここに関しては、どの家庭も例外なく取り付ける必要があるいでしょう。
松下電工(ナショナル)の住宅用火災警報器は、「けむり当番」、「ねつ当番」という非常にわかり易い名前です。けむり当番は煙式の火災報知機で、ねつ当番は熱式という事になります。また、松下電工では火災警報機能搭載蛍光灯、「けむり当番のあかり」 という商品も販売しています。これは、火災報知機と蛍光灯が一体化した物で、機能性を保ちつつ美観を一切損なわないので、今後その需要を大きく伸ばしそうな商品です。普段の照明として使える上に、光(点滅)と音で警報を知らせてくれるので、耳の不自由な方にも非常に有効な商品と言えます。もちろん、警報機は電池式なので電気を消していても作動しています。一方、セコムの開発した住宅用火災警報器は、「ホーム火災センサー」 という名称で販売されています。煙式と熱式の二タイプで、10年電池式、音と赤色ランプでの警報と、しっかりとツボを押さえた商品になっています。しかし、最大の特徴はそれではありません。なんといっても、警備業界最大手故の24時間サポート体制にあります。火災報知機の設置が義務化された事で、火災に関する様々なトラブルのノウハウを持ったセコムの存在感も今以上に大きくなってくるでしょう。そうなると、セコムの火災警報器を持っているメリットは更に増えるのではないでしょうか。