あがり症対策

スピーチなどで緊張して声が震えたり、赤面症になったりするあがり症、なんとか克服してさようならしたいですね。あがり症の対策として、病院の治療薬や市販役などの薬を用いる方法、催眠療法・認知療法など心療内科で治す方法、話し方教室などいろいろな克服方法があります。

あがり症の原因

あがり症の人は、緊張する場面において声や足の震え、赤面症、汗をかいたり、下痢などの症状が現れることがあるようです。これらは、自律神経の失調による症状ですが、横隔神経という横隔膜を動かす神経を鍛えることによって、症状を改善できることもあるようです。

考え方を変えてあがり症を克服

あがり症の原因には、他人の評価を必要以上に恐れるということもあります。例えば、「マンションの住人とエレベータ内で雑談を交わす」など、普通の人にとっては何でもないことが、あがり症の人達にとっては緊張してしまう場面になります。あがり症の人は、こんな時でさえ他人に評価されていると感じてしまうのです。加えて、手が震えていることを気づかれたらどうしようとか、自分の考え方を見透かされたらどうしようなどと考えてしまうのです。しかし、これらはあがり症の人が勝手に思い込んでいることに過ぎません。あがり症の人を悩ませているものは、物自体ではなく、物事の考え方にあるのです。ものの見方を変える訓練は、認知療法とも呼ばれ、あがり症の克服に有効な訓練法であると言われています。認知療法ではこうした思い込みを改善して修正する目的で訓練していきます。

あがり症対策 呼吸法で解消する

あがり症の原因は、横隔神経にあるという考え方もあります。その考えに基づき、意識的に腹式呼吸を行うことにより、横隔膜を鍛えてあがり症を解消する方法があります。この複式呼吸法によって克服できるのは、あがり症だけではありません。あがり症と同時に、赤面症や吃音、自律神経失調症の改善にも効果があるようです。横隔神経を鍛えることにより、不安や緊張、イライラといった情緒の不安定が少なくなるようです。そのため、あがり症以外の赤面症などの改善にも効果があるそうです。あがり症を克服したい人は、呼吸法を意識して変化させてみてください。腹式呼吸を行うことにより、横隔膜と横隔神経を鍛えてあがり症を克服してみましょう。

あがり症に効く治療薬

あがり症を治す方法として、薬物を使用した方法もあります。薬物、つまり薬を服用してあがり症を克服する方法です。薬物療法のひとつにソラナックスなどの 「向精神薬」 を服用する方法があります。向精神薬とは精神安定剤や抗うつ剤、鎮痛剤や睡眠剤のことで、中枢神経系に作用して精神に影響を及ぼす薬のことです。服用することによって、現在陥っている状況を変えて、克服に向けて治癒していく「きっかけ」を与える、というものです。定期的に医師に診断してもらい、合わせて本格的な心理療法を採用すれば、薬物による効果は大きく現れることでしょう。

あがり症を改善するインデラルなどのβブロッカー薬

インデラルなどのβ遮断薬は、もともと高血圧や狭心症・不整脈・心筋梗塞の予防薬として用いられてきました。しかし、心理面に対する効果が研究され、あがり症など社会不安を改善することが証明され、現在では、動悸や震え、口の渇きや発汗などの、あがり症を克服する薬として使用されるようになりました。私達の身体には「β受容体」というのがあり、β遮断薬はその部分に働きかける薬です。β受容体では、アドレナリンなどの神経伝達物質が作用して、発汗や口の渇き、動悸などを引き起こしています。インデラルなどのβ遮断薬を服用すると、β受容体でのこれらの働きを抑えることができます。β遮断薬は、即効性の高さで知られています。あるバイオリン奏者は、演奏の数時間前にβ遮断薬を服用したことにより「あがり症」の症状が克服され、「手の震え」も抑えられたそうです。